2022/8/30(火) 20:00〜オンラインにて勉強会を開催しました。
今回のテーマは「泰阜村と環境・エネルギー」。昨年8月に取り組んだテーマの第2回目となりました。
毎度事務局で勉強会用の資料作りをして来ましたが、今回はむらがるメンバーに主体的に資料作りをお願いし、「興味のあることを自分で調べ、他のメンバーにシェアする」という本来目指していた形に近い勉強会ができました。
勉強会用の資料作りは毎度頭の痛い課題になっているので大変助かります!!
SDGs効果なのか、環境・エネルギー・食などに注目する人が少しずつ増えているような気がします。
日々使う「電気」をCO2を出さない・出しにくいエネルギー由来のものに変えていくことで、気候変動への影響を最小限にしていこうという意志が社会の中に広がってきているのでしょうか。
当夜の勉強会では ”エネルギーの地産地消” という切り口で様々な活動が紹介されました。
電気を考えた時に、一番てっとり早くCO2削減に貢献するには、電力会社を「再生可能エネルギー100%電力」を提供している会社に変えることです。
ここ南信州には飯田まちづくり電力という新電力会社があります。この飯田まちづくり電力は「地域で作られた自然エネルギーを地域で消費する」という理念の事業で、エネルギーもお金も地域で循環させることを目指されているようです。
電力が自由化されたことは知っていても、地元にこのような企業があることを知る人は少ないのではないでしょうか?
知る / 知らないに関わらず、生活を営んでいるだけで地球が傷んでいくのが文明化社会の怖いところです。気候変動説には陰謀論が絶えませんが、少なくとも ”地球に優しい暮らし” が地球に迷惑になるとは思えません。
100年後の僕らの子孫から、「おい、先祖!なに地球壊してくれとんじゃー!!」などと言われないよう、今できる選択は何なのか、本質に立ち戻って考えるタイミングだと思うのです。
※飯田まちづくり電力の方に、電力のこと詳しくお話いただけないか交渉中です✋
発電所(ダム)がある泰阜村。
なんとなく、あのダムから各家庭に電力が来ているんだろうな、、、とは思っていましたが、そのエネルギー自給率は219%で2021年において全国49位だそうです。(千葉大学倉阪研究室とNPO法人環境エネルギー政策研究所調べ)
すでに地産地消ができていることになるのでしょうか?
泰阜ダム建設当時の様子は村誌にも載っており、資源が乏しい村において相当期待されインパクトが有ったようです。
日本の河川でダムを作れるような場所には殆どダムを作ってしまっているそうで、これから増え続けるエネルギー消費を水力だけに頼るわけにはいきませんが、我が村の高いエネルギー自給率を維持したままこれから迎えるデジタル社会に備えたいですね。
人口が圧倒的に減っていく社会では、望む望まないに関わらずデジタル技術を導入しなければ乗り越えられない課題が増えて行きます。
その際のデジタル技術の動力は電気ですから、循環可能で地球を傷めない電力を維持・選択していくことがスタンダードな考え方になっていくと予想します。
儲かるか / 儲からないか、高いか / 安いか に変わる選択肢として「持続可能か」が問われる社会になりつつあります。むらがるプロジェクトでもそんな話し合いを定期的にしていきたいですね。
地域を面白がるには、地域が健康でなくちゃ始まりませんからね。
次回は9/27(火)の予定ですが、日程及び開催時間によっては参加しづらい方も多いかと思います。テーマも含め、別途調整して連絡致します。
今後は基本的にメンバーのどなたかに資料作りや旗振り役を努めていただきたいと考えていますので、指名が入ったかは諦めて(笑)勉強会の資料作りを面白がっちゃってください!
「教えることは、教わること」です😉