「泰阜の人たちにウクライナの方々の声を聞いてほしい!企画について話す会」を開催しました

2022/7/26(火)、オンラインにて定例のむらがる勉強会を開催しました。

今回は予定していたテーマを変更し、「泰阜でできるウクライナの方への支援を考えたい!」と手を上げてくれたメンバーの思いをシェアし、何ができるか皆で話合う回としました。

事務局としては毎回のテーマの資料作りに苦心しているところでしたので、メンバー発のこういった発案があるのはとてもありがたいです!!

事の経緯

ご存知の方も多いと思いますが、ロシアーウクライナの戦争により、ここ南信州にもウクライナから避難されてきた家族が複数いらっしゃいます。

その方たちとの交流会が地元の高校で行われたということでした。

ロシア、ウクライナと国は違っても陸続きの国同士で戦争が起こるとどうなるのか、、、当事者から生の声を聞くことで「僕らに何かできることはないのか?!」といった想いに駆られ、”力を貸してほしい!” と声を上げてくれたんですね。

戦争の影響は世界規模

遠くヨーロッパで起こっている戦争ですが、その影響はこんな島国の日本をも直撃しています。

  • ガソリンなどの燃料
  • 小麦を始めとする穀物
  • 建築用木材 など

コロナ禍のなか、円安に加え戦争影響による物価高騰。生活へのインパクトは、これらの異常事態が続くほど深刻なものとなります。

ウクライナは化学物質の産出国であるため、世界的な半導体不足が更に進むのでは?との懸念もあるようです。長野県は(特に南信州は)製造業が多い地域ですから、「電子部品が調達できない状態」が続けば死活問題ですね。

僕らができることは何か?

私が高校生の頃も世界中に紛争や格差がありましたが、とても「自分に関係がある事柄」として捉える感性は持ち合わせていませんでした。

他国の争いを自分ごととして捉えられる・そして「なにかしたい!」と声を上げられるって素晴らしいことだと思います。

声を上げてくれたメンバーのそんな思いに共感し、勉強会では様々な意見交換がされました。

年齢も立場も習慣も思想も違うメンバーが集まると、出てくる意見に厚みがあっていいですね。

詳細は省きますが、むらがるプロジェクトとしてできそうなことは以下2つにまとまりました。

1.避難されているウクライナの方がしてほしいことを聞く

2.自分たちができる支援をリストアップし届ける

避難されている当事者不在のまま決まった「僕らはこうしてあげたい!」は、時に相手を傷つけてしまうのでは?との意見から、「まずは ”してほしいこと” が無いか聞けるといいね」という案が出されました。

「相手の立場で考える」・・・重要な視点かと思います。

まだ戦争は継続中で、祖国に家族を残して避難されている方もいらっしゃるようです。心境として、避難先の方との交流より心の平穏を優先させたいといった場合もあろうかと思います。

「そっとしておく」のも支援のひとつですので、「何がしたいか」「何をしてほしいか」聞いた上で、こちらのできることを提示して行こうというスタンスで決まりました。

避難されている方との窓口は高森町の役場だそうですので、担当の方とコミュニケーションとりながら、むらがるプロジェクトの関わり方を決めていければ、、、と考えています。

このような発案がなければ、支援のことも他国の戦争のことを自分ごととして捉えるチャンスもなかったと思うと、本当に貴重な機会を頂いたな、と思います。感謝m(_ _)m

次回むらがる勉強会

次回は8/23(火)19:30〜 「泰阜村と環境・エネルギー」について話す回の予定です。

先日、岸田政権が9基の原発再稼働を表明しました。

昨年のオリンピックの時点で電力不足は一切騒がれなかったのに、政権を取った途端に再稼働の表明。。。色々思うところはありますが、田舎に住んでいても環境・エネルギーに無関心では居られない時代になっています。

政治が、世の中が、、、ではなく、「僕らは」と主語を変えて環境もエネルギーも語っていきたいですね。