むらがるプロジェクトでは、「分科会」という仕組みがあります。
分科会は、あるテーマに特化して話し合う”当プロジェクトから派生した子プロジェクト”という位置づけです。
むらがるプロジェクトで一番最初にできた分科会が「泰阜村のGIGAスクール構想について考える」子プロジェクトでした。
当村でも、GIGAスクールの準備が着々と進み、数年計画であった村内全域への光ケーブルの敷設もかなり前倒しで進んでいるようです。一部地域では6月にも光インターネットの申し込みが可能となるような情報も聞こえてきました。
しかし、ハード的な準備は目に見えて進んでいるものの、そもそもの”GIGAスクール構想”への理解が進んでおらず不安。というのが、むらがるプロジェクト「GIGAスクール分科会」設立の経緯です。
有志でGIGAスクールについて勉強していきたいね、という思いです。
3/8(月)、GIGAスクール分科会のオンラインミーティングが行われました。
とりあえず各々が今持っている情報を持ち寄ろう
という趣旨の、ざっくばらんとしたミーティングです。
結果、「まだ何も始まっていないし、決まっていない」ことがなんとなく分かりました(笑)
そんな中でも、今回のオンラインミーティングはかなり前向きな発言が多く、メンバーそれぞれの知見・情報が有機的に交換されていました。
やはり、それぞれの立場(視点)が、ミーティングという場(視野)で、広く仕入れてきた情報(視座)を元に意見を展開していくことの大切さを感じました。
みんなのGIGAスクール構想ですので、「保護者だから」とか「教育者だから」といった立場を越えて、誰もが関われるといいですね。(”声の大きい人”が色々振り回さないカタチで・・・)
私たち日本人は、教育の影響か「失敗を過度に怖がる人種」と言われています。
自分の心に手を当てて考えてみても思い当たりすぎるのですが、たしかに失敗は怖い。答えがないものに挑戦するのは怖いし、自分で考えることも億劫であったりします。
しかし、これから始まるGIGAスクールはほとんどの自治体が未経験。即ち正解なんてものはありはしません。他地域の成功例がわが村の成功例とは成り得ない。これは地方創生・地域再生も同じですね。
そんな中での挑戦は、失敗のリスクも高いでしょう。
しかし、時はコロナ禍。
GIGAスクール構想以外にも、これから取り入れるだろう取り組みのほとんどに成功事例がないはずです。ベストプラクティスが存在しない取り組みに果敢に挑戦して、たとえ失敗したとしても誰にも文句を言う権利が無い。
そう考えると、「コロナは失敗するチャンス」と個人的には思ったりしてます。
コロナはチャンス。
とはいうものの、「失敗を迎えに行こうぜ!」的な風土・文化はまだ感じません。
これが無いと、「失敗しちゃいけない」というマインドは抜けてこないですよね~。
起業なんかは「10個立ち上げて1~2個成功すれば御の字」みたいな確率で語られますが、コロナ禍での取り組みも同じように「失敗上等!」の雰囲気が醸成できれば、「とにかくやってみよう!」的な気質が生まれるのでは?
と思います。昨夜のミーティングでも同様の話が聞こえてきました。
挑戦を後押しする気風にプラスして、
たとえ失敗しても
グッドトライだったね👍
と声を掛け合う文化。
そんなものがこれから生まれてくると素敵だなと思います。
誰かが作ってくれる未来を期待していては、その期待が達成されることはほぼ無いでしょう。
本当に変えたい人が、本当に変えたいと願う仲間と、できることから少しずつ始める。
むらがるプロジェクトのことですね。
「文化を作る」なんていうと壮大なテーマと考えてしまいますが、話はもっとシンプルで、”自分たちでその道を示すこと”が一番の近道だと思います。
失敗して面白がっちゃう自分たちを見せる。
これが、
【失敗できる地域】
へと繋がっていくような気がしてます。
【失敗できる地域】・・・魅力的なコンセプトだなぁ^^