むらがるプロジェクトの主の活動「むらがる勉強会」。
第2回目の勉強会「泰阜村の可能性に触れてみる」を3/26(金)にオンラインにて実施しました。
年度末という忙しいタイミングでの開催となりましたが、都合のつくメンバー6名でのアウトプット勉強会となりました。
”泰阜村の” とタイトルしていますが、「この地域」という観点も含めての勉強会としています。今、地域を元気にするには、「泰阜村」という点だけで見ていては地域全体の幸せは見込めないと思うからです。
前回勉強会の引き継ぎ事項「泰阜村誌からクイズ1問出題」も盛り込み、当日のスライドを以下でシェアします。(シェアするとスライドのレイアウトが少し崩れるようです・・・)
今回の資料作りは基本僕1人でしたので、かなり思い込み・思い入れの強いものになっています(笑)
この村に生きてきたことで感じていたこと、悔しかったことなどの”小話”を盛り込み、
という切り口で、この地域の魅力・可能性について触れました。
この「何もなさ=価値(魅力)」はすでに多くの方が気づいていることだと思っています。
ただ、その気づきを上手にシェアできていない現状があるのと、田舎ならではの魅力を、ここに生きる僕らが「自信」に変えれられていない現実があると感じています。
この地域の問題点・魅力・可能性も挙げることは簡単です。
しかし、それを「じゃあどうする?」のレベルで議論していくことが欠けているような気がします。少なくとも僕の周りでは。
誰かが言った「こうしよう!」に賛同し付いていくことも大切ですが、ひとりひとりが「自分はどうしたいのか」を意識できる風土が必要なのではないでしょうか。
僕自身は「田舎出身」ということに強烈なコンプレックスを抱いて生きてきましたので、より「自分のふるさとに誇りを持つこと」の必要性を感じるのかもしれません。
子どもたちには特に、自分のふるさとを隠すような生き方をしてほしくないです。
スライド資料でも述べていますが、田舎はチャンスの宝庫です。
チャンスを求める若者や起業家が次々に地方に参入してくるような時代です。
「関係人口をつくる」という本の受け売りですが、
一般に”チャンスがある”と言われてきた大都会:東京。この都市の人口が1400万人。
かたや南信州は20万人弱。
一昔前はこの人口の差 = チャンスの差と言われ、田舎にはチャンスが無いとされていました。
しかし、1400万人の人口で輝けるのはひとにぎりの「天才」だけ。
そんな話を僕自身の実体験を交えてアウトプットしました。
この「地方のチャンス」についてもやはり、気づくだけでは少し弱くて、ちゃんとシェアし、「僕らはすでにチャンスを握っているんだ」ということを示していく必要があります。
言動も大切ですが、まずは行動から。
僕自身、多くのチャンスを得てきたと感じるからこそ、これからも行動で示していきたいと思うのです。
しがらみが多い
と言われる地方ですが、しがらみを乗り越える原動力はやはり「熱意や覚悟」しかないのかもしれません。
自分の人生に関わること、覚悟を持って愚直にトライしていきたいですね。
たとえ挑戦が失敗しても周りから
グッド・トライだったね👍
と言ってもらえるように。
関係人口に関しては、泰阜村の「ひとねる大学」というおもしろい取組のシェアがありましたので、またどこかの機会(5月の勉強会「泰阜村の未来にワクワクしてみる」あたり)で話し合えればと思います。
次回勉強会は2021/4/23(金)20:00〜オンラインです。
テーマは「泰阜村の現状にちょっと危機感を持ってみる」。
泰阜村やこの地域に危機感を抱くには十分な数値的資料(泰阜村総合戦略)は揃っていますが、危機感を煽るのが目的ではありません。
行政的に「課題」だと示されている部分と、ここに暮らす僕らが実生活で課題だと感じることにギャップがあると思い、このようなテーマを選定しました。
勉強会の方向性はこれからメンバーと相談していきますが、この地域の魅力を言語化する以上に重要なテーマになってくると思います。
楽しみです!!