2021/9/18(土)、メンバーが推している泰阜村民を語る会を開催しました。
”推し”とは、「おすすめしたいほど好き」という意味で、イチ推しから来ているようです。要するに誰かのファンってことですね。
アイドルやアーティストに対してよく使われる言葉ですが、「身近にも(村の中にも)推したい人いるよね」という気づきから「推し村民」なる言葉が生まれました。(”むらがるプロジェクト発”ということでいいですか??)
勉強会当夜は、集まったむらがるメンバーの”推し”をそれぞれ披露し、ただ盛り上がるという時間になりました。意味も規模も越えたこのような企画が、今ある暮らしから豊かさを感じるヒントになるような気がしています。楽しかった!
勉強会の中で10数名の”推し”が共有されました。
勝手に開催された企画でしたので、推されたご本人には了解が取れておりません。ここでは固有名詞や実際の活動の詳細を出さずに一部紹介したいと思います。
「村の若者に居場所をつくりたい」と活動しているA氏。
村の行く末についても自分なりのビジョンがあり、仲間を想う行動と意思が人を惹きつけているよう。
若者の居場所がない・若者に元気がないと言われる中で、このような活動を続けているリーダーがいることは、とても明るいニュースでした。
森林の保護や地域活性に熱心なB氏。
田畑や森林の手入れをする”担い手”が圧倒的に不足する中で、森・山への関心が向くような先進的な取り組みには頭が下がります。「こんな活動ができたらいいな」と感じていたことが、既に村の先輩方によって行われていた、という驚きと喜びがありました。
田舎暮らしを楽しみ切っている移住者のC氏。
「田舎でも輝ける」。そう思わせてくれるのがC氏の人柄と暮らしぶり。
アイデア、行動力、人脈、、、そういったものを総動員して田舎を楽しんでおられる姿に、この方の隠れファンも多いのでは?と思っています。私は公認ファンですが。
上記のような紹介では、「推し村民はいったい誰なんだ・・・」とムズムズしたかと思います。私も知らない方ばかりで、発見と驚きの1時間でした。わずか1500人の村でも、知らないことだらけなんですね。
興味のある方は、ぜひ次回の推し村民企画にご参加くださいm(__)m
村民の方が自主的にしておられる様々な活動に対して、むらがるプロジェクトができるバックアップはなんだろう?と考えさせられる夜でした。「頑張っている人を応戦することで、勇気をもらえる。」そんな循環が生まれるといいな。
そもそも”推し村民企画”は、推し村民の方を囲んでみんなで話を聞こう!という趣旨でしたが、「誰を呼ぶ?」の”誰”が決まらず、それなら今回は自分の推しをみんなでシェアしようか、という話になりました。
今回の勉強会で、泰阜村の中にもたくさんの活動家や熱中家(?)がいることがわかり、メンバーの興味は「実際に推し村民の話を聞いてみたい」という方向に向かったような気がします。
推し村民・・・というネーミングからは、なぜか若者を想像しにくいのですが、実際にシェアされた推し村民の方々も、長く活動をされているミドルエイジ以上の方が大半でした。
そういった方々の気力・体力があるうちに想いを聞く「推し村民を囲む会」の開催を目指します。(来年の勉強会の1つに計画しましょう)
推し村民の方とお会いして同じ空気・目線でお話を聞くのが一番ではありますが、今はコロナ。会うことがリスクになってしまった世の中です。
来年度には村内の光回線敷設も広がり、上手に使っていければ”会わずに会うこと”がもっと身近になります。コロナ終息をまたず、活動できる内容を拡充していきましょう!楽しみですね^^
世界的な潮流として、small(小さいところ)やlocal(地方の・狭いところ)に目を向ける人が少しずつ増えてきていると言われます。
日本においても国策として「地方創生」が叫ばれ、人材・資金・知恵などが地方に集まり出しています。
泰阜村ではまだそのような流れは実感できずにいますが、この村で新しい”うねり”が生まれるのも時間の問題でしょう。
それは、今回の勉強会で泰阜村にも小さく芽吹いたワクワクの種を大切に育てている先輩方がいることを知ったからです。
国策だからやるのではなく、楽しみとして、豊かな暮らしへの橋渡しとして何かに熱中したり活動したり、という土壌があることは泰阜村の強みの一つですよね。
過疎、少子化、超高齢化社会、財政難と村を取り巻く環境はネガティブに捉えがちですが、足元(地域)をよくよく見てみれば、幸せな環境で豊かな人たちに囲まれて生きているのだと実感せずにはいられませんでした。
ポジティブは情報はどんどんシェアしていこう!!
次回は2021/10/30(土) 20:00~ オンライン
テーマは「泰阜村と経済」
村の経済状況の理解のために、ゲストスピーカーをお招きしての1時間です。