2022/2/23(水) 定例のむらがる勉強会を開催いたしました。今回のテーマは「泰阜村の可能性・テーマパーク化」。むらがるメンバーへの事前アンケートの結果「話し合ってみたい!!」と声が上がった内容になります。
前回テーマの「泰阜村の”らしさ”とは」にも通ずる内容として、活発な意見交換が行われました。新しい参加者も迎え、楽しい時間となりました。
個人的には「可能性」という言葉には割とプレッシャーを感じてしまうのですが、可能性は?と聞かれて慌てて探すものではなく、”すでに持っているもの” という認識でメンバーから様々な意見が出されました。
その中でも、皆がうなずきながら聞いていた泰阜村の可能性は「何もない」という部分。
前回勉強会時にも泰阜村の ”らしさ” として「おすすめがない」「特色がない」という言葉があがりましたが、あくまでも否定形の「無い」ではなく、「行き過ぎた近代性が無くのどか」であったり「昔あった当たり前の暮らしがまだ残っている」という感覚の「何もない」であることが共通の認識として語られました。
目新しさにのみ価値を感じる時代が少しずつ変化していることを、メンバーも感じているようです。
そういった視点でみると、泰阜村の価値のひとつは「変わらないこと」にありそうです。そして可能性はやはり「何もないからこそ何でもできる」ことでしょうか。
私達がすでに持っている価値・可能性に気づくことができれば、この土地に生きていることを今以上に誇りに思えると思います。このあたり、しっかり言語化していきたいなぁ。
自村が好きでキラキラした村民がいっぱいの泰阜村になったら素敵じゃないですか?^^
テーマパークの一般的な定義は上記の通り『観光施設』
色んな考えがあることこそこの地の宝だと思います。が、これから泰阜村が目指す姿が ”新たに施設を作る” というものであれば、そこには異を唱える声が聞かれたかもしれません。
人口減は圧倒的に進み、地方に落ちるお金も目に見えて減っていく中で観光施設による交流人口の創出には限界があります。施設は”作ったあと” がよりお金がかかるものでもあります。
しかし、当勉強会で上がった提案は「今あるものを活かす」という内容でした。
今あるものとは何でしょうか。
私達の意識は「無いもの」に偏りがちで、すでに手にしている豊かさには鈍感です。TVやスマホから飛び込んでくる情報は人間の欲求を煽るような設計がされているため無理もないのですが、「今を味わうには、泰阜そして飯田下伊那という土地は最適だ」と感じます。
たとえば、当村ではお米を作っている方がまだまだいらっしゃいます。私自身は「お米なんか買ったほうが良い」と30年来思ってきましたが、子供が生まれ、じいちゃんばあちゃんと一緒に3世代で米づくりをやってみると、自分が毎日口に入れるもののストーリーを知っていることに大きな価値を感じます。
食べ物への感謝、生きていることへの感謝はこうした体験から生まれてくるのだろうと思うわけです。
いまの生活の中に、”体験として” 感謝への導線が組み込まれている・・・うーん、豊かですねぇ^^
土地と人がテーマパークになりうる
メンバーからの「泰阜では ”ていねいな暮らし”という時間が作れる」という素敵なコメントも光りました✨
Iターンだけでなく、孫ターン、嫁ターンなども増えているという情報のシェアもありました。好きでこの土地に来てくれる方がいるということは、土地と人の魅力に依るところが大きいのでしょう。
これらの魅力・可能性をどのように認知・拡散していくか・・・次回の勉強会テーマ「泰阜村の課題(深堀り)」にも結びつけていきたいところです。
村誌クイズ、久々の登場でした!
今回は3問。難易度が振り切れてますね〜^^;白タンポポは地域歩きのときにでも確認できるといいな。
次回は2022.3.22(火) 19:30〜です。
昨年も実施した「泰阜村の課題」について深堀り&行動への道筋等話し合っていけたらと思います。
課題先進地の泰阜。ベンチャー的に見れば課題はチャンスですので、また面白い時間にしましょう!!